戸建の特徴
戸建てとは
戸建てとは、一般的に「一戸建て」とも呼ばれ、独立した1棟の住宅を指します。これは、基本的に一世帯が住むための住宅であり、法的に定義は存在しませんが、集合住宅とは明確に区別されます。

戸建の特徴
戸建てには、「建売住宅」「注文住宅」「中古住宅」などの種類があります。
下記に特徴をまとめます。
建売住宅
建売住宅とは、住宅と土地をセットで購入できる住宅です。
メリット
・住宅と土地が価格に入っているためわかりやすい。
・住宅ローンの審査・申し込みを含めて購入手続きを行ってくれる。
・販売業者が土地を区切っているため、境界線に関するトラブルが少ない。
・建築済みの場合、短期間で入居可能。
デメリット
・仕様や間取りがあらかじめ決まっている。
・周辺エリアに類似した住宅が立ち並ぶ可能性がある
□建売住宅は、間取り・デザインが決まっているため、設計士や建築会社と打ち合わせを重ねる必要が少ないところが魅力となります。
□一方で、自分の意向を住宅に反映して、部屋の間取りやキッチンなどをカスタマイズされたい場合は、建売住宅は向かないでしょう。
注文住宅
注文住宅とは、注文を受注してから建築を始める住宅の事です。
メリット
・設計における自由度が高いため、自分好みの間取り・デザインで住宅を建てられる。
・設計会社や住宅のメーカーを自由に選べる。
・住宅が完成するまでの過程を自分自身で確認していける。
デメリット
・受注してから建築を始めるため、入居までに時間がかかる。
・追加注文が出たり、デザインにこだわりすぎて、予算オーバーすることが多い。
・住宅ローン手続きに時間がかかることがある。
□注文住宅の場合は、注文してから建築がスタートするため、建築現場に足を運び、自分の家が次第に完成されていく光景を見ることで、胸に熱いものがこみ上げてくるでしょう。
□一方で、建築を進めていく中で、計画時の予算を超えることがあります。予算が上振れしないように確認することが重要になります。
中古住宅
中古住宅とは、過去に別の世帯が居住していた住宅を指します。
※ただし、未入居の住宅でも建築から2年以上経過した物件は中古住宅に分類されます。
メリット
・新築住宅よりも比較的安価に購入できる。
・短期間での入居が可能。
・内見や周辺の見学もしやすい。
デメリット
・修繕があったり、維持費用が高くなる場合もある。
・新築住宅よりも住宅ローンの控除額が少ない。
□中古住宅の最大のメリットは、新築住宅よりも比較的に値段が安い点です。室内をリノベーションをした住宅もありますので、中古住宅を購入される方は多くいます。
□一方で、築年数が古くなるほど維持費用が高くなったり、耐久性や耐震性の修繕が必要になるケースもありますので注意して購入しましょう。
戸建のまとめ
ほとんどの人にとって、家を購入するということは、人生において「一番高い買い物」ではないでしょうか。
家を購入する際は現在暮らしている賃貸物件と比較したそれぞれのメリット・デメリットを把握することが重要です。
下記は戸建を購入する際のメリット・デメリットになります。
メリット
・自宅が資産になる。
・リフォームが行える。
・売却や相続ができる。
・騒音トラブルの軽減。
・環境とプライバシーの充実。
デメリット
・住宅ローンを組む必要がある場合が多い。
・維持や修繕費がかかる。
・防犯管理は自分自身になる。
□戸建を購入する際の最大のメリットは、住宅ローンの返済を終えることで、家や土地が自分の資産となることです。
賃貸住宅は、住宅ローンを組むわけではありませんので簡単に住むことはできますが、資産にはなりません。
また、長期的に考えた場合、賃貸住宅に住んでの引越しや、更新料を払い続けるよりも住宅を購入した方が、トータルコストでは低くなる場合もあります。
一度、家の購入費用とランニングコストを計算してみるのもいいでしょう。
将来的には、売却して買い替えや資産運用を行ったり、子供や孫に相続することも可能です。
□ただし、防犯管理や維持費・修繕費の管理は自分自身で行いますので注意が必要です。