分譲マンションの特徴
分譲マンションとは
分譲マンションとは、1つの住戸が自分のものとして所有できるタイプのマンションを指します。分譲とは「分割譲渡」の意味です。1棟、もしくは複数棟のマンション住戸を1住戸ごとに販売する形式のマンションのことを分譲マンションとよびます。
住戸の購入者は「区分所有者」と言い、購入された住戸は自身の資産として正式に登記されます。

所有権の取得
・分譲マンションは購入者が住戸を所有し、資産として登記することができます。
高い設備と共用施設
分譲マンションは、購入された方が長期間住むことを目的として作られているので、賃貸マンションではあまり見られないような住戸の設備や共用部分のグレードが高い傾向があります。
下記のような設備が備わっていることが多いです
・広めのバルコニー
・食器洗い乾燥機
・浴室乾燥機
・TES床暖房
・センサーコンロ
・ファミリークローゼット
・ディスポーザー(生ごみ処理機)
・24時間ゴミ出しが可能なゴミ置場
マンションによっては、ゲストルームやコンシェルジュサービスを備えていたり、豪華なロビーがあるところ。共用部分にはキッズルーム・スポーツジムやプール、多目的室やコンビニエンスストアが設置されているところもあります。
セキュリティー対策
管理人による日勤管理やオートロック・防犯カメラなど賃貸マンションに比べて、セキュリティ対策が充実している物件が多数あります。
エレベーターに乗る際も鍵が必要で、居住階以外には停まらない工夫がされているマンションもあります。
立地の良さや景色
「交通利便性」「安全性」「生活利便性」について自分で選べるのもポイントになります。
選び方は多種多様にあり、「通勤が便利な駅近くを好む方」「バルコニーからの眺めや自然に触れ、落ち着いた住環境で暮らしたい方」「お子さんの学区内」「両親の家に近い」など自分が求めている条件を基に選びやすいのは戸建てとの違いです。
災害に強い構造
分譲マンションは、厳しい建築基準に基づいて建てられており、耐震性や防火性に優れています。
また、高層階であれば津波などの水害にも強く、災害時の安全性が高いのが特徴です。
なかには、非常用発電設備や防災倉庫などの災害対策設備が備わっている物件もあります。
自由度の高さ
マンション管理組合の管理規約で認められている範囲内であれば、リフォームやリノベーションが可能です。
将来子供が生まれた場合や、高齢化した親と同居することになった場合など、変化に合わせて住宅設備の設置や、間取りの変更ができます。
まとめ
分譲マンションは、老後を見据えた方にも人気のある物件です。
住宅ローンを払い終われば、老後の家賃を心配することはほぼなくなります。(固定資産税や積立修繕費・管理費等は掛かります)
居住性の高さやセキュリティー面においても、分譲マンションの魅力はさまざまです。
一方で、転居がしにくい、修繕費用が掛かるといったこともありますので、生活スタイルに合わせて適切な住居に住むことが大切です。